私たちの身近な外用薬「リンデロン」 この薬を安全かつ効果的に使用するには、使い方の正しい基礎知識が必要です。 外用薬は、「ただ塗れば良い」と思っている方も少なくないと思いますが、塗り方にもコツがありますし、絶対に行ってはいけない使用法というものもあります。 今日は、できるだけわかりやすくお伝えできるように、実際の誤った使用例などもご覧いただきながらご紹介していきたいと思います。

リンデロンの一般的な使用方法

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リンデロンが処方されたら、まず最初に基本的な正しい使用法を実践してください。 医師の特別な指示がない場合は、基本的に1日1~数回を患部に塗ります。 この時、患部は清潔な状態かどうかを確認してから塗るようにします。 菌などが付着している状態で使用すると正しい効果が得られない場合があるからです。 次に、リンデロンを塗る際は、
強く擦り込んだりしないこと
これが鉄則です。 優しく軽く塗るというのが正しい使用法で、強く擦り込んだから効果が高くなるということはありません。 むしろ、副作用のリスクを高めてしまうだけなので中止してください。










リンデロンの誤った使用例

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「東京都Aさんの場合」 梅雨時期に持病のアトピー性皮膚炎が悪化して、皮膚科でリンデロンVが処方されました。 なるべく効果を高めるためと、これ以上掻いてしまわないためにリンデロンを塗ってから大きめの絆創膏で密封していたのですが、逆に患部がジュクジュクしてしまい、症状が悪化しました。薬が合わなかったのでしょうか。 この方の使用法には残念ながら誤りがあります。 まず、リンデロンを塗って、皮膚を絆創膏で密封するというのは得策ではありません。 むしろ、このような誤った使用法により、患部の炎症は悪化したとみられます。 さらに、時期が梅雨時期というのも大きなポイントです。 夜中などに掻いてしまわないように、患部を隠すというのは必ずしも間違った行為ではありませんが、梅雨時期というのは蒸れやすく菌も繁殖しやすい時期のため、症状が残念ながら悪化してしまった例となります。

このようにリンデロンの使用法を誤ってしまうと、本来の効果・効能は発揮されず、逆に症状を悪化させたり副作用を招くケースがあります。 そのため、使用法を自分で勝手に決めるのではなく、医師や薬剤師と相談しながら正しい使用法を心がけるようにしましょう。