プレドニゾンの主な効果は「炎症を鎮める」事で、かゆみや腫れ、痛みなどの症状を和らげます。あくまで症状を抑えたり、炎症を鎮める効果なので病気そのものを治す薬では無い事を覚えておきましょう。

免疫力の過剰反応やアレルギー症状を抑える働きも期待できます。

皮膚疾患に対するプレドニゾロンの効果

湿疹やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の場合、かゆみや腫れといった症状を和らげ、効果を実感するスピードも早いです。

ボツボツや赤い腫れなど目に付く症状も抑えられるので幅広い皮膚疾患に使用されます。

疾患そのものを治せないのでは意味が無いと思う方もいると思いますが、皮膚疾患の場合、かゆみに負けて患部を何度も掻いたり、擦ったりすると症状が悪化してしまうので、プレドニゾロンの炎症を鎮める効果は無駄なものではありません。

また、かゆみや痛みでストレスを感じると不眠など、健康の妨げになる可能性があるので病院で処方されたのであればきちんと使用するようにしましょう。

プレドニゾロンが効果的な皮膚疾患→湿疹、アトピー性皮膚炎、虫さされ、放射線皮膚炎、日光皮膚炎、進行性指掌角皮症、乾癬、中毒疹、薬疹、女子顔面黒皮症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、うっ滞性皮膚炎など。













内服タイプのプレドニゾロンの効果

錠剤として内服するタイプのプレドニゾロンは痛みや腫れを和らげる他、免疫力の過剰反応やアレルギー症状を抑える効果があります。飲み薬なので全身性の副作用が出る場合があるので注意が必要。

基本的に1日2,3回に分けて服用しますが、用量や回数は病気の種類によって変わります。患部に塗布する必要が無いので気軽に続けられるのも特徴です。

内服タイプのプレドニゾロンが効果的な疾患→アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、リウマチ性多発筋痛、悪性リンパ腫、脂漏性皮膚炎、メニエル病放射線肺臓炎、ライター症候群、若年性関節リウマチ、症状の重い虫さされ、慢性円板状エリテマトーデス、神経皮膚炎、化学物質によるアレルギーや中毒、喘息性気管支炎、肛門湿疹、関節リウマチ、多発性筋炎、花粉症、肝硬変、乾癬、乾癬性の紅皮症、デューリング疱疹状皮膚炎、気管支喘息、妊婦性疱疹、ネフローゼ症候群、脳炎、急性中耳炎、乳児湿疹、小児湿疹など。

プレドニゾロンと一言に言ってもその種類やメーカーは様々ですが、「炎症を鎮める」という基本的な効果は変わりません。

ステロイドの一種なので独断では使用せず、できるだけ医師の方に相談してから塗布・服用するようにしましょう。